遊び心で演出するファッションブランドのユニークネス

デニムブランド「Lee」のS/Sコレクションのビジュアルコンテンツ制作を、プランニングからPRまでワンストップで手がけました。コレクションのテーマは「MULTIPLE POSSIBILITIES」。多様な可能性を表現して、「キッズのデニムといえばLee」というイメージを拡張するのが狙いです。クラシック&オーセンティックなデニムに宿る本物の価値。Leeならではの強みを活かしつつ、今回はこれまでにはなかった柔軟性と革新性を押し出して、キッズとデニムウェアのフレッシュな出会いを演出しました。

撮り下ろしたビジュアルは本誌『MilK JAPON』で6ページにわたって特集。さらにそのビジュアルに専用アプリをダウンロードしたスマホをかざせば、子どもたちが動きだすという「遊び心」もプラスしました。ARコンテンツを再生したら、気になった商品のECサイトにもそのままアクセス可能。撮影・デザイン・印刷・製本までamanaクオリティでコンテンツを作り、誌面からアプリを経由してECサイトへ。メディアミックスが楽しい導線設計となりました。

「MilK JAPON APP」を立ち上げ、ARカメラを起動させた状態でARコンテンツ対応の写真にかざすと、子どもたちがリズムカルに動き始める

 

昨今のファッションマーケティングのトレンドは「ファミリー」。パパ・ママ・子ども、あるいはおじいちゃんとおばあちゃんを含めた三世代にわたって愛されるアパレルが目指されています。こうした市況の理由は「マーケットの縮小」。20代〜30代前半の若者がファッションにお金をかけないと言われる現在、マーケティングのターゲットは必然的に、ストリートファッションを消費した30代後半〜40代前半やDCブランドの全盛期に親しんだ40代後半〜50代になります。とくに30代後半〜40代前半はいま子育て世代。子どもにもおしゃれをさせたいと感じているパパ・ママにこそ、ブランドのファンになってもらう必要があります。

Leeがキッズライン「Lee KIDS」をプッシュし始めたのは今年から。GapやZARAなどファストファッションブランドがファミリー層に向けたマーケティングを展開するなかで、価格競争には乗れません。そして何より、ファミリー層に訴求するためのキッズのビジュアルが不足していました。そこでMilKからはビジュアルのバリエーションを増やすことはもとより、クオリティとユニークなセンスを強調して付加価値を演出する方向性を提案しました。

今回のARアプリはamana・MilKがファッションブランドのマーケティングを想定して開発したもので、テクノロジーを駆使したコンテンツ消費の新たな楽しみ方を提案するものでした。同時にARアプリは紙メディアからオンラインへと至る導線のキーでもあり、ブランドのECサイトへのアクセシビリティを高めて実売へとつなげる効果も発揮しています。一度撮り下ろしたビジュアルをカタログに乗せるだけではなく、二次利用・三次利用を含めた効率的かつ効果的な活用の仕方までクライアントに提案する。この制作力と企画力がMilKの強みです。

コンテンツ不足は、昨今多くのファッションブランドが抱える課題です。カタログやオウンドメディアはもとより、ファッション雑誌への出稿、InstagramやLINEなどのSNS向けのコンテンツに至るまで、多様なビジュアルコンテンツを多方面に、効果的に展開しなければいけません。しかし、それを一ブランドで完遂するのはなかなか難しいのが現状なのではないでしょうか。

MilKはメディアであると同時に、企画制作も手がけるコンテンツパートナーです。クオリティの高い撮影、優れたデザインと印刷技術に支えられたビジュアルコンテンツを、雑誌やウェブメディアとのタイアップによってPRする。アマナならではの連携と展開で、課題解決と「+α」を実現します。

 

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